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中国のEVA成功


神舟7号、中国初の船外活動成功
神舟7号、無事帰還

基幹技術がほとんどロシアのコピーとはいえ、この予算、この期間でよくやったと言うしかない。(犠牲も大きかったが・・・)

とりあえず、ご自慢の独自開発宇宙服「飛天」はどうみてもロシアのオーランスーツから当面いらない物を取り去った物。白いけどw(「飛天」は、スーツの形式名ではなく、このスーツの固有名なのだそうだ。)
人命に関わる部分なので、懸命な選択だが、なぜ自国開発だと言い張るのかが・・・中国語では「ライセンス生産」は「自主開発」の意味に含まれるのだろう。ということにする。(調べてみたら、ジョイントの規格だけ・・・って構造は変えられないだろうからサイズだけかな?を変えたため「自主開発」になるそうだ。ロシア製も使ってるのに、かえって不便なんじゃないかなぁw)
写真を見ると、安全ロープの他に、アンビリカルケーブルみたいな物も見えるけどこれも気のせいだと思っておこう。今回のミッションは「船外で旗を振る」事であったようで、専用の宇宙旗は真空の宇宙空間でよくなびくようにうまくできていたw
なお、船内からサポートしている飛行士は輸入したオーランスーツ(名前は「海英」)を着用しており、「飛天」ともども帰還カプセルに載せられないため、これらの船外用宇宙服は宇宙船の他のパーツと運命をともにし、大気圏で燃え尽きる事になっている。(飛天は手袋だけ回収した模様。)
飛天スーツ(中国2008)
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引用元:http://www.china.org.cn/china/photos/2008-09/28/content_16550078.htm

オーランスーツ(ロシア2005)
プルーフされまくったいぶし銀のスーツ。廃棄品が人工衛星になったりもしてる。

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Author:NASA/Sergei Krikalev
引用元:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/images/station/crew-11/html/iss011e11949.html


EMUユニット(アメリカ2006)
見るからに高級品・・・

s115e05750.jpg
引用元:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/images/shuttle/sts-115/html/s115e05750.html
宇宙船は頼りないほど小さく、はげた塗装がバンバン飛んでいたが・・・
http://alsoku.blog47.fc2.com/blog-entry-257.html*エントリ消しおったww新華社が打ち上げ2時間前に今回のミッション成功の事前原稿を流出させた事件と中継映像に映っていたデブリが「泡に見える」>捏造だ!という言いがかりを故意にだかばかだからか、くっつけた上にはっきり区別しないでかき、「打ち上げ2時間前に中継画像流出」と勘違いする人が続出。コメントは、泡じゃねえよ!捏造とはいえないんじゃね?落ち着けよ・・・いやどう論理的に説得されようとど脊髄反射的どにうしても捏造だよ!だって中国だし!!!と論議(?)する日本人と、激怒した中国人でプチ炎上。あまつさえyoutubeに「泡だ!泡だ!」と編集したムービー(わざわざ英語タイトル付き)投稿して、外人に「日本人は何でもフェイクにしたがるんだな・・・フェイクは日本のAVのオルガスムスだけで充分だぜ」とか書かれたりしてた。
これはひどい捏造の捏造。泡じゃないぞどうみてもwww 餃子が・・・っていうのは笑ったけどw
ジェミニ計画でアメリカが初の船外活動・・・当時はSpacewalk宇宙遊泳と言っていた気がするが、を行った時も、フィルムに泡が映っているとか、合成用のマスクが見えるとかいろいろ言われたのを思い出す。
<追記> この件に関し、あの松浦晋也さんが明快に(怒りながらw)お答えになってます。 http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2008/09/post-af53.html

さて、アメリカとソ連が宇宙開発黎明期に行った船外活動ミッションは、その次のターゲットであった「月面着陸」競争への布石であった訳だが(軌道上でのランデブーの後、着陸船に乗り移るため必須と考えられていた。アポロでは必要なくなったが、中止されたソ連のミッションでは最後まで船外活動で乗り移ることになっていた。)、中国は何を目指して行ったんだろうと思ったら、2020年までに独自の宇宙ステーションも作るのだそうだ。
http://www.china.org.cn/china/shenzhouVII_spacewalk/2008-09/28/content_16553451.htm(英文)
何を急いでいるのかは分からないが、いくら何でもスケジュールがタイトすぎるので、また事故が起きないことを切に願う。

<追記> 【科学】中国の宇宙技術、対露関係悪化で米国が導入検討
そういえばISSには参加しないのかな?と思ったらこんな記事が。NASAが「技術導入」を検討するわけがないが、グルジア情勢から対露関係が悪化した場合を考えて、プログレス補給船に代わる急場のISS向け物資輸送手段としての打診くらいはあったのかもしれない。(もっともISSにはロシアも出資しているのだが。)
しばらくの間、有人飛行が可能なのはロシアでなければ中国と言うことになってしまうわけだが、神舟にアメリカの宇宙飛行士が乗るというのはにわかには信じがたい。
というか、空白期を埋めるべく大急ぎでH2B作ってる日本の立場は・・・。




中国語は分からないので、英語サイトを回っていたら、中国発のニュースにやたらとtaikonautsという呼称が登場する。なんだろうと調べたら、こちらの個人ホームページGo!Taikonautsが元で、(今は消えているが)同サイト内の名前の由来によると
もし、中国が自国製の宇宙船で宇宙に人類を送る三番目の国となったら、彼らを何と呼べばいいだろう?アストロノーツ?コスモノーツ?どちらでもない。アメリカとソ連がそうしたように、中国独自の宇宙開発であることを示す新しい名前を考案するのが懸命だろう。(一部抜粋)
ということで、中国語で宇宙を示す「太空」(taikong)から、アメリカの「アストロノーツ」ソ連の「コスモノーツ」に対抗すべく作られた名前らしい。「タイコノーツ」でいいのかな?
なにやら、おおきな勘違いがあるような気もするが、これがどうも一般的となったようで、政府が運営するWEBページにも普通に登場している。

JAXAは独自の有人計画をあきらめていないが、日本が第4の国になったらなんて呼べばいいのだろうw
タグ:宇宙 宇宙服
コメント(2) 

コメント 2

適当にコメント中

ウチュノーツ!…は明らかにダサすぎるか
by 適当にコメント中 (2008-10-04 23:41) 

kusube

逆に言うと、アストロノーツでもコスモノーツでもタイコノーツでもひっくるめて「宇宙飛行士」で済ます、今の日本のスタンスの方が好ましいと思うんですけどねw
by kusube (2008-10-05 22:32) 

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